Sand dunes / ST33VO ※イメージ画像です。場所はちょっと考えないとダメだけど。
【最小限の熱損失で数か月の保存】
スラドの伝えるところによりますと、フィンランドの Polar Night Energy (PNE) が開発した再生可能エネルギーを砂に保存するという技術が注目を集めている、そうです。
記事によりますと、この技術は再生可能エネルギーの出力を熱に変え、砂を加熱してコンテナに保存するというものだそうで、砂は安価で耐久性が高く、1,000℃ 以上に加熱することも可能なので、適切な断熱処理を行えば、最小限の熱損失で数か月の保存が可能になる、とのことです。
同様の記事を
Gigazineでも取り扱っており、この企業はすでに「砂電池」の商用運転を開始した、と伝えています。
記事に詳細なスペックが記載されているので、ご覧頂ければよいかと思いますが、砂は乾燥していて可燃性のゴミが混じっていないという条件さえクリアしていれば使用可能、設置費用は1キロワット当たり10ユーロ(約1300円)だ、と続けています。
蓄熱は、断続的に発電する再生可能エネルギーを電力網に組み込むのに大きく貢献するとともに、廃熱を都市の暖房に利用できるレベルまで高めることにもつながります。これは、燃焼を伴わない熱生産に向かう上で理にかなったステップです
という同社の最高技術責任者であるMarkku Ylönen氏のコメントで記事はくくっています。
【夏の暑さを閉じ込められる?】
Gigazineの記事に100トンの砂が入った断熱タンク画像がありますが、個人宅では厳しいですが、集合住宅とかなら一基あると、災害時の停電対策とかに使えそうですね。
熱を貯蔵して、必要な時に電気に変えられる、というのはよいアイデアです。
発電方法はいくつもありますが、抵抗があるのでなかなか貯蔵するが難しいです。
このような形で熱を貯蔵して、必要なときに電気に変えられるなら、使い勝手がよさそうです。
夏にでっかい虫眼鏡的なもので砂を1000℃ぐらいに熱して、これに貯蔵する、とか出来ないですかね?
今後の開発、市場化に期待です。
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posted by ケイエフ at 00:00| 大阪 ☁|
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