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※イメージ画像です。子供の頃、『関東ローム層』とかいう灰が積もって出来た層は習った気がするけど...
【誤解を恐れず言うと、関東一円に広がってる可能性がある、らしい。】
9月1日は防災の日で、今年は関東大震災から100年ということで、
テレ朝ニュースに特集記事があります。
『“崩れやすい地層”が関東一円に 土砂災害の再来も【関東大震災100年】』と題された記事ですが、関東の人は読んでおいたほうがよいかもしれません。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、地震で出来た湖を『震生湖』というそうですが、一部記事より引用させて頂くと、
京都大学で長く地すべりを研究していた千木良氏は2016年に、震生湖を形成した地すべりの原因を突き止めた。
震生湖付近の地下には、およそ6万6千年前に神奈川県西部にある箱根山の火山活動で噴き出した軽石が降り積もってできた「東京軽石層」がある。
地すべりの原因は、地下に広がる「東京軽石層」という地層が地震の揺れによって崩壊し、その上部の土砂がすべっていったことだった。
だそうです。
2018年の「北海道胆振東部地震」で、最大震度7を観測した道南部の厚真町の土砂災害が軽石層のリスクを示した事例のひとつだ、と記事は伝えています。
この「東京軽石層」は、実際に関東各地でみられ、先行研究によれば、箱根山の東方にむけて広がり、箱根山に近い小田原付近で最も厚いところで4メートル、震生湖のある秦野市付近では1メートルほどある、と記事は伝えています。
しかも、各自治体が崖などの災害危険度を評価し公表する「ハザードマップ」では軽石層がある斜面が評価の対象になっていない、と記事は伝えています。
なので、個人ではなかなか判別できず、対策は2階以上の高い場所で寝るぐらいしかない、と記事は続けています。
【全国的にある軽石層】
地震大国日本にあっては見過ごせない地層ですね。
記事では関東一円の話がほとんどですが、各地の火山に由来する軽石層は北海道や東北、関東甲信、北陸、東海、九州地方などに広く分布していることが知られる、と書かれています。
火山があるところの近辺は軽石層があって、地震で崩れる可能性がある、ということですね。
そういう地域の方は気に留めておきましょう。
普段から2階以上の場所で寝る習慣をつけておくしかないですね。
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posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 ☁|
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