一世を風靡した映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン
デロリアンVer.3のようにゴミを動力源としてエネルギーを生み出す
機械が米軍基地で稼動しているらしいです。
wired visionの記事によりますと、イラク駐留の米軍基地には
ゴミや残飯を入れると電力を生み出す機械が稼動してるんだそう
です。
このマシーン、どういう仕組みになっているかというと、プラスチックや
発泡スチロールといった乾燥ゴミは、装置のシュートに投げ込んで
押しつぶし、粒状のペレットにした後で加熱して、合成ガス(低品質の
プロパンの一種)にし、残飯や液体は発酵させてエタノールにする、
この合成ガスとエタノールをあわせたもので、発電機を動かす、んだ
そうです。
記事によると、このシステムはやはり、発電が可能になる前段階の
処理に6時間かかり、この時に、発電機が通常使う量の5%の
ディーゼル燃料が必要、という、おおよそ使い物にならないのでは?
というデメリットがあるようですが、テロがいつ襲ってくるかわからない
状況下においては、燃料輸送をしなくて済む、という点では大きな
メリットがあるようです。
トータルに見ると、一般社会での実用にはまだまだ遠いお話という
感じですね。
記事に画像が掲載されていますが、大きさもご家庭や企業に設置
できるようなものではなさそうです。
しかし、ゴミを燃料にして動力を生みだす、というのは理想ですね。
それにしても、アメリカのおもしろいところは、こういたSFなものを
普通に作って稼動させてしまうところですね。
余談ですが、スペースシャトルは、アメリカの人気SFドラマ『スター
トレック』の宇宙船を子供の頃に見て感動した人が大人になって
NASAに入り、あんな宇宙船を造りたいという夢を実現させたもの
だそうです。
『スタートレック』に出てきた未来ガジェットは、結構現実のものと
なっているものが多々あるそうです。
