世の中には色んなことを研究してる人がいますが、ドイツの
学者さんが、『アリの行列が渋滞しない理由』を研究し、
その理由を解明したそうです。
結論からいうと、アリの行列はどんなに行列の個体数が増えても
歩くスピードを一定に保っていることから渋滞しないんだ
そうです。
なるほど。しかし、それって、日本ではすでに自然渋滞の発生
原因が走行中のブレーキングによるものと言われてるのと同じ
原理ではないか?と思ったりするのですが...真新しい発見
なんですかね??記事の詳細はtechnobahnに元記事があるので
気になる方はどうぞ。
さて、アリではなく、本日のネタは海老のお話です。
National Geographicの記事によりますと、地球温暖化と戦わせる
ため、人工的に藻の成長を促進したところ、エビに似た生物に
300平方キロの広さにわたって食い尽くされてしまい、実験が
あえなく失敗に終わった、というニュースが掲載されていました。
これまたドイツでのお話のようです。
記事によりますと、藻が光合成するのには鉄分が必要だそうですが
海中には鉄分が不足しているので、硫酸鉄という粉末の鉄を大量に
投入して藻の繁殖を試みたそうです。
期待通りに藻が繁殖したまではよかったそうですが、期待していた
藻と違う種類の藻が繁殖し、それを好物とする海老に似た甲殻類の
生物が、大量繁殖した藻を食べつくしてしまったそうで、実験は
失敗に終わったそうです。(涙)
折角、Co2削減に役立つであろう藻を繁殖させても、食べられて
しまっては、この”海老もどき”にエサを与えるだけになって
しまいますよね。自然の力は偉大です。
しかし、人工的に自然に手をかけるというのは生態系を崩すことに
なるので、なんらかの弊害が出るのも否めないのかな、と...
難しいですね。
そういえば、過去に参加したセミナーで、水草を使って汚水の有害
物質を閉じ込めるという研究をしているところがありましたね。
そこでもやっぱり天敵の影響を受けているのかしら....
2009年04月03日
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