なぜ11月18日が土木の日かというと、”土”という漢字を分解すると、
”十”と”一”になり、”木”という漢字を分解すると、”十””八”と
なるからなんだそうです。なるほど...
土木技術および土木事業に対する認識と理解を深め、社会資本整備の意義と
重要性について幅広いコンセンサスを形成していくことが、その目的のよう
です。詳細は(社)土木学会の”土木の日”ページを御覧ください。
さて、以前、自動修復するコンクリートがある、とお伝えしたことがありますが
今度はコンクリートのクラックを修復する細菌が開発されたそうです。
最近は、微生物などナノパワーが主流なんですかね?
ニュースの社会科学的な裏側というサイトで紹介されていた記事にその詳細が
記されているのですが、この細菌を開発すたのは、学生さんらしく、もとに
なっている菌は、枯草菌というものらしいです。
BacillaFillaと名付けられたこの菌、コンクリートの亀裂に深く侵攻し、炭酸
カルシウムとレバンスクラーゼの接着剤を生成し、細長いフィラメント状になる
そうです。フィラメント状のBacillaFillaは、繊維強化コンクリートの化繊と
同じ伸張力があり、炭酸カルシウムを強化する。レバンスクラーゼは炭酸カル
シウムとフィラメント状のBacillaFillaを固める、そうです。
さらにこの遺伝子操作された菌、キルスイッチが組み込まれているので、野生
化する可能性は無い、と記事は伝えています。すごいですね。そんな操作まで
できるんですね。
弊社では、クラック抑制材としては、クラテックやイージーファイバー、タフライト
などの商品を扱っておりますが、残念ながら自動では修復してくれません。(汗)
この細菌はどれくらいの時間で修復してくれるのでしょうか?とても気になる
ところですね。それにしてもバイオテクノロジーはこんなところにも活用
されてるんですね。びっくりです。
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お日様に当てると自己修復する塗料とやらが開発されたそうです。
