2018年06月25日

構造物の補強に応用可能?...海岸に転がっている球状の不思議な岩石、形成の仕組み名大チームが解明

16 Anza-Borrago California Desert Park16 Anza-Borrago California Desert Park / Scrubhiker (USCdyer)

※イメージ画像です。


どっかで見たことあるかも...

【大きなものでも数カ月〜数年で形成される】


IT media ニュースの伝えるところによりますと、「球状コンクリーション」と言われる世界各地の海岸に転がっている球状の不思議な岩石が形成される仕組みを名古屋大学のチームが解明し、トンネル建設の工法などへの応用を目指している、とのことです。

「球状コンクリーション」とは、記事の説明によると、
この球状岩石は、地層の中にできた塊を意味する英語を使って「球状コンクリーション」と呼ばれる。見事な球体で一見、人工物のようだが、自然の産物だ。主成分は大理石と同じ炭酸カルシウムで、直径は数ミリから人の背丈を超えるものまである。

だそうです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、ざっくり要約すると、海の生物の死骸が腐食して、炭素などでできた有機物の酸が染み出す、これが海水中のカルシウムと反応し炭酸カルシウムになる、この反応は周囲に向かって均等に進むので、炭酸カルシウムの塊が球形に発達し、死骸を覆うように丸く成長する、ということらしいです。

でもって、この炭酸カルシウムが形成されるプロセスを応用すれば、トンネル補修や構造物の補強に使えるのでは、という研究を進めているとのことです。


【勝手に補修してくれるのはよいかも。】


一定の条件を満たした環境を作ってあげる必要はあるのかもしれませんが、うまく行けば勝手に補強してくれるようになるのはよいですね。
そこまでうまく出来るのかどうか判りませんが...

いろんな構造物の老朽化が進んでいるのようなので、こういう研究でうまくカバー出来るようになるといいですね。

【関連記事】


ナダレンジャーって誰!?...土砂災害の恐怖を伝える、富士で砂防フェア

印刷するだけじゃない!『4Dプリンター』なるものが開発されてるらしい。

定点観測ならWebカムみたいなほうがよくない?...ドローン使って土砂災害前兆現象確認 敦賀市など調査

天然ゴムのリサイクル?...古タイヤから硫黄を選択的に分解するキノコ、見つかる。

撒いたら消える、とかだといいな...プラスチックを消化分解する酵素発見 英・米研究チーム



(株)ケイエフののり面工事のモルタル補強繊維



(株)ケイエフの更新履歴 KF Logs、絶賛更新中!







posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。