2018年11月15日

夏に貯めたエネルギーを冬使う、みたいなことが出来る?太陽熱燃料を開発 スウェーデン

SunSun / haru__q

※イメージ画像です。

10年以内って...そんなレベルで進むんですかね...

【太陽熱を最大18年間保存】


Newsweekの伝えるところによりますと、スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、最大10%の太陽スペクトルを吸収し、触媒反応によって熱エネルギーを放出する、液体の光応答性特殊構造分子「太陽熱燃料(STF)」と、これを活用した「太陽熱エネルギー貯蔵システム(MOST)」を開発した、とのことです。

詳細は記事を読んでいただければよいかと思います(図解もあるので)が、このシステムの原理を記事から引用させて頂くと、
「太陽熱エネルギー貯蔵システム(MOST)」では、炭素、水素、窒素からなる「太陽熱燃料(STF)」に、建物の屋根などに設置した太陽熱集熱器で集めた太陽光を当てると、同じ原子で構成しながら、その結合や配置が異なる「異性体」となり、太陽光から得たエネルギーを長期間にわたって安定的に保持する。エネルギーが必要になったら、コバルトフタロシアニンを触媒として、この「異性体」を反応させると、温度が63.4度上昇して元の分子に戻る仕組みだ。

なんだか、さっぱり解りませんが、どうやら別の形にして使う段階で何かと反応させて熱量を増やす、みたいなイメージでしょうか...

同システムでは太陽熱を最大18年間貯蔵できるんだそうで、10年以内の実用化を目指して研究中だと記事は続けています。


【実現すれば色んな問題が解決しそう】


概要だけ聞いてると凄まじく画期的なシステムですが、実現するんでしょうか?
自然界の生み出す、あるいは太陽のように宇宙から降り注ぐエネルギーはものすごいポテンシャルを持っているわけですが、それを人間の生活にダイレクトに使えるようにするには結構な労力とコストと時間が必要なわけです。

太陽熱を貯蔵できるようになれば、夏のギラギラエネルギーを冬まで蓄えて、豪雪地帯や道路の凍結なんかを溶かすのに使えたり暖房に使ったり出来るので、こんなによいことはないですね。

しかし、こういった夢のような研究の実用化は結構な時間がかかるので、生きてる間に実現できるかどうか...


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posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☀| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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