jisマーク取れたら、工事でも使えるんじゃ...
【安全基準ASTM F2040とEN1077を上回っている】
techable.jpで紹介されていたヘルメット並みに衝撃に強いウール帽子「A1」がいいですよ。
記事によると、同ウール帽子「A1」は、オーストラリアのクイーンズランド工科大学で生物医工学とプロダクトエンジニアリングを専攻している学生さんが開発、一見普通のウール帽子だが、柔らかく、たたんでバックパックにしまったりすることができ、チームが手がけた最終製品は安全基準ASTM F2040とEN1077を上回っている、というスタイリッシュかつ有能なアイテムとなっています。
同学生さんのものと思われるインスタグラムにいくつか動画が上がっていますが、実験映像がひどい^^;
いやいや、ちゃんと転んでも大丈夫な映像を紹介しましょうよ。^^;
安全の秘密は、『非ニュートン流体』。
どっかで聞いたことある現象...と思ったら、ちょっと前にたまたま見つけて面白かったのでご紹介した当ブログの記事。
同ニット帽は
メリノウール70〜90%でできているインナーレイヤー、そして100%アクリル製のアウトレイヤーの間に、非ニュートン流体がブレンドされたものが挟まっている。
と記事は伝えています。
ちなみに、非ニュートン流体とは、記事の説明によると、
通常は粒子が自由に動き回っていて柔らかいが、衝撃が加わるとその部分に粒子が集まり、緩衝作用を発揮する
という現象。
片栗粉を水で溶いた時の状態と同じですかね?水の上を歩けるとかよくテレビで実験してますが...
今後、クラウドファンディングサイトKickstarterにもってくる見込みで、最安値パッケージは165豪州ドル(約1万3500円)〜となる見込み、だと記事は締めくくっています。
【冬場の現場とかはいいかも。】
ヘルメット並に強いなら、jis通して現場ヘルメットの代用品として出てくるといいですね。
スタイリッシュだし、暖かそう。
個人的にはだんだん非ニュートン流体に興味が出てきました^^;。
どれくらいの強度になるんだろうか?signというサイトに詳しく解説されていますが、状態によって3種類あるしく、防弾チョッキにも使われるような現象のようです。
ということは、相当な衝撃緩和が可能ということでしょうか?面白い。
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非ニュートン流体に音を流すと面白いことになる実験
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