※イメージ画像です。
人手不足、管理者不足がこういう事態にも...不幸な案件と言えば、不幸な案件。
【管理者不在時に事故発生】
労働新聞社の伝えるところによりますと、佐賀労働基準監督署が、ロープ高所作業を行わせる際に作業指揮者を定めていなかったとして、建設業と同社工事部長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で佐賀地検に書類送検した、とのことです。
事故は平成30年9月、神崎郡吉野ヶ里町の工事現場内で発生、工期の途中で管理者が別現場に移動、管理者不在中に発生した事故だと記事は続けています。
【よくあること??】
人手不足が叫ばれる昨今、管理者が掛け持ちで現場を見ることは珍しくないことなのかもしれませんが(それをやっていいのかどうかはよく分かりませんが...)、なんとも不幸な案件です。
お亡くなりになった方も不幸ですが、会社も結果的に不幸な事態となってしまった感が拭えないですね。
人手不足は当面解消されそうになさそうですし、業界と行政で事故防止について話し合う必要があるのではないですかね。なんらかのパラダイムシフトを行わないと、この手の案件は無くならないような気がしますが...
作業者の皆様は、まずはご自身の命を守る行動・アイテムの着用をしっかり行いましょう。
死んでしまったはもともこもありません。
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