※イメージ画像です。
ダウ・ケミカルと言えば、防草シートのプランテックスの会社じゃなかったでしたっけ?
最近、デュポン社と合併・分社化したとかいう話も...
【実はアスファルトより強い!?】
IRORIOが興味深い記事を掲載しています。
米ミシガン州ミッドランドに本拠を置く世界最大級の化学メーカーDow Chemical(ダウ・ケミカル)が不要となったプラスチックを再利用し、それを道路建設の材料にする試みを行っている、そうです。
記事によると、この試みは2017年から同社で行われており、これまでに22万ポンド(約99.8トン)のプラスチックが、埋め立て地ではなく街の道路として有効活用された、そうです。
この試みの元は、世界で2番目に、海洋プラスチック汚染に貢献してしまっているというインドネシアで、同社に何かできないか、と持ちかけたことによるらしい。
その模様がこちら。
India is building durable roads from plastic wastes and we are here for it!#Recycling #Upcycling #PlasticRoad #Plastics pic.twitter.com/3EpFmgjhXJ
— SustyVibes (@SustyVibes) 2019年3月7日
さらに記事によりますと、腐食や天候などの影響を受けにくく、アスファルト道路と比べてくぼみが生じにくい、と伝えています。
熱による有毒ガス排出等の課題はまだ明らかになってないようですが...
このプラスチック道路はアメリカが直面する廃棄プラスチックによる海洋汚染という大きな課題の解決に貢献することが期待されている、と記事はまとめています。
【アメリカは広いので...】
一番は、生活用品からプラスチック製品を無くすことですが、そう簡単にはいかないので、再利用できればそれに越したことはないです。
どんな風に加工された素材なのか、判りませんが、記事にもあるように熱による有毒ガスの問題は気になるところですね。
それでなくても、この数年、飛行機のタイヤが溶けちゃうぐらいの気温になることが少なくないご時世なので。
気温が50℃近くまで上がる地域では使えなさそうですが、北部ならなんとか耐えられそうです。
そう言えば、随分前にオランダでもプラスチック道路の話題がありましたね。
今後の研究に期待です。
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