融雪に使えば、かなりよくないですか?
【熱エネルギーを別の形で保存、日没後、熱を放出】
techable.jpの伝えるところによりますと、スウェーデンのチャルマース工科大学が太陽エネルギーを使って室温を調節する窓フィルムを開発した、そうです。
その原理を記事より引用させて頂くと、
太陽光線にぶつかると光子を捕獲して異性化し、熱エネルギーを別の形で保存する。日没後最大8時間にわたって熱を放出することができる。
んだそうで、特別設計された分子「MOST(「Molecular Solar Thermal Storage」)」を含んでいる、そうです。
なんだそれ??
しかも、この特別分子の特徴として、太陽エネルギーを吸収していない夜明けには、フィルムの色は黄色または橙色。分子が太陽エネルギーを捉えて異性化されると、色が消えて透明になる、そうです。
判り易い。
今後の課題は、フィルムの特性を保持しつつ、フィルム内の分子濃度を上げて分子の価格を下げること、だそうですが、すでに研究者は解決策が見えているようです。
同大学のPR動画チャンネルに動画があったので、どうぞ。
英語ですけど。^^;
【前身のシステムでは数ヶ月エネルギー保持に成功】
太陽エネルギーのチカラだけで熱を出し入れ出来るってすごいですね。
これが市場に出回れば、エアコンいらずになるかも...いやエアコンはいるな^^;
この窓フィルムの前身となるシステムでは、数ヶ月エネルギーを保持できた、と記事にあるので、それはそれでまた別の使いみちが出来ますね。道路の融雪にはそっちが使えそう。
ぱっと思い当たるのは、融雪用の建物とかに使うとよいですよね、昼間せっせと雪を運び込んで夜に溶かす、とか。
あと屋根の上に付けるとか。
こういうのは、早く市場に出てほしいですね。今後の研究に期待です。
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