※イメージ画像です。
来る9月1日は、防災の日ですが、皆様は帰宅難民になったとき、職場からご自宅までどれくらい距離があるかご存知ですか?
【40代の男で20Km強歩くには、最低2リットルの水分が必要】
弊社社長が実際に、自宅まで歩いて帰ってみた、という話をしてくれました。
弊社は堺市に所在するのですが、社長宅までは職場からざっと20Km強あるそうです。
有事の際、電車で帰れなくなってしまったことを想定して、実際どうなるのか、歩いてみたそうです。
実際にやってみて解ったことを教えてもらいましたので、軽くまとめてみると、
・40代の健康な成人男子で、最低2リットルの水分が必要。
道中、500mlの水を2本、スポーツドリンクを2本飲んだそうです。
しかも、極限まで水分補給を我慢して。
・20Km歩くのに、4時間かかった。
出来るだけ平坦な道を選んで歩いて、さらに手ぶらでこの時間。
・コンビニや自販機は沢山あった。
しかし、帰宅難民が大量発生する有事の際は、これらで販売されて
いる水分はほぼ完売する、または停電が起これば自販機も使えない
ことを想定すべし。
途中で水分補給の水分を買えない、と考えた場合、あらかじめ2リットルの水を背負って歩くことになります。
さらには、これが夜間なら?真夏や真冬の極端な状況下なら?....そんなことをあれこれ考えると、10Km以上の距離を歩いて帰ることはかなり困難な状況となるでしょう。
【平時のうちに、準備を。】
毎度言われている『もしもの際の準備』ですが、実際にやってみないと見えないものも沢山あります。
弊社社長はハーフマラソンを走ったことのある、体力には結構自信がある成人男性ですが、それでもかなりキツかった、と証言しています。
上記の実話から、
・職場から自宅までの徒歩で帰るルートは解っているか?
・そのルートは有事の際にちゃんと歩けるか?
・そのルートが歩行不可能な場合、別のルートがあるか?
・職場から自宅までの間にどれくらい自販機やコンビニ、水分を購入出来る場所があるか?
・自販機は停電でも稼働出来るタイプか?
・道中の近くに、有事の際の緊急避難所となる場所はあるか?
場所は解っているか?
(最悪、歩けなくなったら泊めてもらうため)
・職場から自宅まで歩いて帰れるだけの体力はあるか?
(荷物を背負って帰るだけの体力があるか?)
考えてみただけでも、これぐらいの情報を事前に用意しておく必要があるのではないか、と思います。
可能であれば、一度、実際に歩いて帰ってみるとよいかと思います。
今年は世界的に見ても、ちょっと想定を越える異常気象が多々発生しているようですし、来る9月1日の防災の日を前に、じっくり考えてみるとよいのではないかと思います。
ちなみに、Nikkei Style『我が家のハザードマップ 避難路歩いて気が付くリスク』という記事があり、こちらも自分用にカスタマイズされたハザードマップを作る手順等が紹介されているので、參考にされるとよいかと思います。
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