※イメージ画像です。
「コンクリートは、最初のひび割れが起こるまでの時間をどれだけ長くできるかが重要」
これ、名言ですね^^;
【原料の40%をもみ殻の灰や粉砕した珪砂】
ナゾロジーで紹介されていた「ラバー・コンクリート」という新コンクリートが興味深いです。
記事によると、このコンクリートを開発したのは、ロシア・ウラジオストクにある極東連邦大学で、原料となるセメントの成分を変えることで、ゴムのような柔軟さを実現、耐久力は従来の6〜9倍に及ぶそうで、研究の詳細は、10月4日付けで「Applied Research」に掲載された、そうです。
記事に従来のコンクリートとの違いが詳細に説明されているので、読んで頂ければよいかと思いますが、その強度についての説明を一部引用させて頂くと、
...ゴムのような耐久性の高い柔軟さを実現。そのため、強い衝撃を受けても、エネルギーを吸収し、押し返すことで割れにくくなっています。
と説明しています。
記事に開発者のコメントが掲載されていますが、次の開発では、放射能に強いコンクリートの開発を目指すと記事は伝えています。
【必要は発明の母なり】
記事を読んで頂ければおわかりかと思いますが、はやり、軍事目的に作られた材料なわけです。
テロ対策など衝撃に強い建物を作るために開発された、というところがロシアらしい感じがします。
しかし、そういう意味では災害大国日本にあっても、見習うべき視点ですね。
自然災害という敵から守るために。
是非、日本の大学や研究機関も極東連邦大学と共同研究してほしいところです。
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