2019年12月12日

ぜん動ポンプで土砂を運ぶ試験機、NEDO



※画像は中央大学 中村研究室がyoutubeにアップしている動画よりキャプチャさせていただきました。

どれくらいのペースで搬送できるんでしょうか...

【腸のぜん動運動を機械的に模倣】


新建ハウジングdigital の伝えるところによりますと、 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、竹中工務店、中央大学と共同で開発を進める、土砂の搬送が可能な「ぜん動ポンプ」の試験機を完成させた、とのこと。

仕組みとしては、加圧機構が経路上に分散して配置され、対象物を外部から遮断された状態で搬送するもので、今回の試験機では、土砂の粒子の性状・含水比・搬送特性の関係を分析し、ゴムチューブの形状の工夫や含水比を調整できる機構を設けることで、土砂の搬送が可能となった、とのことです。

将来的には、大深度・海底や月面などの極限環境での掘削・運搬作業への適用が期待される、土砂の搬送が可能な「ぜん動ポンプ」は世界初だと記事は続けています。

【歯磨き粉チューブを押し出す感じ?】


動画がアップされていたので、どうぞ。



もうひとつ、こっちのほうがイメージはしやすいかも。



見た感じ、歯磨き粉のチューブを押してチューブの中にある歯磨き粉を押し出す感じなんですかね?
弊社で取り扱っているジェクターは、コンプレッサーで空気を送って土なんかを搬送する機械ですが、それとはまた違うタイプですね。

土質や含水比を分析して調整できる、というところをもう少し詳しく知りたいところです。

ジェクターの場合もそうですが、水分を含んだ土というのは、どうしても搬送途中でホース内部にへばりついたりするので、これをスムーズに行うようにできるかどうかが大きなポイントです。

ベルトコンベアー並にスムーズに搬送できれば、それこそかなりの省力化となるのですがね...今後の開発に注目です。


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posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☀| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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