2019年12月16日

基準はちゃんとある...2021年に人間の死体を堆肥化する施設ができる、らしい。

Amana cemetaryAmana cemetary / corinnamakris

※イメージ画像です。

環境問題の一助になるものの、人によって賛否出そうですね。

【特定の疾患のある人は無理】


樹木葬に宇宙葬、とここ最近は死んだ後の処理方法もひとそれぞれの価値観が反映され、バラエティに飛んでいますが、ついに『堆肥』として生まれ変わる時代がやってきたようです。

Gigazineの伝えるところによりますと、世界初の「堆肥葬」の実現を目指すワシントン州の非営利団体Recomposeと、アメリカの建築設計事務所Olson Kundig Architectsが、2021年に全く新しい堆肥葬用の施設をオープンさせると発表した、とのことです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、仕組み的には
容器の中は木材チップで満たされており、遺体はおよそ30日間かけて微生物により分解され、堆肥に変わります。

歯や骨なども含めて個人の肉体は全て土になりますが、ペースメーカーや金属製のインプラントなど、無機物や微生物が分解できない有機物は処理過程で取り除かれます。

また、有害な微生物などの病原体も分解されるので、病死した人も堆肥葬にすることが可能ですが、エボラ出血熱のように非常に感染性の高い病気で亡くなった人や、原因物質が微生物で分解できると立証されていないクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病で死亡した人は対象から除外される

とのことです。

このスタイルは、従来の火葬や土葬より低コストで処理でき、全過程に必要なエネルギーは火葬の8分の1で、土葬と違って遺体による土壌や地下水の汚染もないので、従来の葬送方法に比べて環境への負荷も最小限度に抑えることができる、と記事は続けています。

最初の堆肥葬施設であるRecompose Seattleは、シアトル近郊のSODO(South of Downtown)地区に建設され、2021年春にオープンする予定で、搬入さえ可能であればアメリカ国外からの遺体も収容可能だそうです。

【考えようによってはよいかも...】


死後の死体については、ひとそれぞれ色んな考え方があるので、一概にいいな、これ、という訳にはいかないかもしれませんが、日本のように土地の面積が少ない国には、よい処理方法ではないかと。

ただ...いくら身内であっても、その肉体からできた堆肥で作った野菜とか、ちょっと食べたくないかも^^;
できた堆肥をどう使うかは考えものですが、排出Co2の削減、コスト削減、お墓の管理手間なし、と考えると魅力的なサービスかもしれません。

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