2019年12月17日

復旧と洪水対策重視か...令和元年度 国土交通省関係補正予算の概要

東日本大震災から半年後の野蒜海岸7 Six Months after The East Japan Earthquake in Nobiru Coast7東日本大震災から半年後の野蒜海岸7 Six Months after The East Japan Earthquake in Nobiru Coast7 / Yuya Sekiguchi

※イメージ画像です。

被害出まくりのいち年でしたからね...

【災害復旧は急務ですね。】


国土交通省の令和元年度補正予算について、概算閣議決定されたとして、その内容が国土交通省のサイトで公開されています。

国土交通省のサイトからPDFファイルでアップされているので、詳細はファイルで確認していただければよいかと思いますが、基本の考え方として、

1.「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」(令和元年 12 月5日閣議決定)において、
取り組む施策として掲げられた

T.災害からの復旧・復興と安全・安心の確保

U.経済の下振れリスクを乗り越えようとする者への重点支援

V.未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上

の三つの柱について、各項目の実施に必要な経費を計上した。

2.「T.災害からの復旧・復興と安全・安心の確保」においては、自然災害からの復旧・
復興の加速、防災・減災、国土強靱化の強力な推進及び国民の安全・安心の確保に必
要な経費を計上した。

3.「U.経済の下振れリスクを乗り越えようとする者への重点支援」においては、中小
企業・小規模事業者の生産性向上のための環境整備及び地方創生の推進強化に必要な
経費を計上した。

4.「V.未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維
持・向上」においては、Society 5.0 やSDGsの実現に向けたイノベーションと社会
実装の促進等、子育てしやすい生活環境の整備、外国人観光客 6,000 万人時代を見据
えた基盤整備及び生産性向上を支えるインフラの整備に必要な経費を計上した。


と文書の冒頭で述べられています。

弊社が関係する土木関係だと、ざっと見たところ、

■河川、道路、港湾等の公共土木施設等の災害復旧事業等

■氾濫発生の危険性が高い地域における河道掘削・堤防強化等による洪水対策

■気候変動に伴い、水害・土砂災害が頻発・激甚化する中、将来にわたって我が国
の社会経済の基幹を守る調節池やダム等の基幹的防災インフラの整備を推進。

■内水による浸水被害の防止・軽減のため、排水機場や排水ポンプ車による排水機
能の強化等を実施。

など、洪水対策や老朽化した、あるいは被害が大きかった河川や橋梁などの補修、復旧、土砂災害関係ではリスク情報対策なんかに予算が割かれているようです。


【年々激甚化する自然災害なので...】


今年の被害の復旧が終わらないまま次の自然災害とか来たら、もう目も当てられません。
早いとこ復旧しないと...と誰しも思うものですが、あまりに被害件数が多すぎて、施工業者さんの手が回らないのも事実です。

しばらく自然災害が発生しないことを祈るばかりですね。
今年は暖冬らしいですが、どか雪は降るところでは降るという予測ですので、気は抜けないですね。

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posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☀| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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