解体されるようです。(APF BBニュース)
震災のモニュメントとして残せば、ちょっとした観光になるのになぁ、と
密かに思っていたのですが、まぁ、建物の持ち主からするとそうも言って
られないでしょうし、なにより危険ですよね(汗)。ちょっともったいない
気がしました...
さて、以前オーランチオキトリウムという原油を創りだす単細胞が見つかった
と当ブログでもお伝えしましたが、スペインで植物プランクトンと工場から
排出される二酸化炭素を組み合わせたバイオ原油を生み出すシステムが
実験中らしいです。
AFP BBニュースの伝えるところによりますと、このシステムは5年前から
スペイン東部の施設で実験中らしいのですが、化石燃料なら産出までに数百万年
の年月がかかる原油の生成過程を、高速化して再生しようという試み、なんだ
そうです。
仕組みとしては、植物プランクトンが筒の中で、工場から排出されたCO2を利用
して光合成を行い、高速に増殖、この植物プランクトンがたっぷり濃縮された
液体を毎日少しずつ取り出し、抽出・ろ過を行ってバイオマス(生物由来資源)
とし、バイオ原油を作り出す、というものです。
温室効果ガスであるCo2を吸収するところがエコだというわけですね。
記事によると、このように藻類を使ってCo2を吸収するシステムは
ドイツでもはじまっているようです。
原発事故でクリーンエネルギーに注目があつまる昨今ですが、将来的に
使えるだけの量を恒常的に確保できるなら、それに越したことはないですね。
ただ、原発ほどの瞬発力というか、大量電力供給できるようにするプラントを
作った場合の費用対効果が、どうかというところが課題ですかね。

