※イメージ画像です。
それってほぼ水中なのでは??違うの?...どうやら、違うらしいです。それはのちほど。
【MAULと呼ばれる大気層が影響】
yahooニュースの伝えるところによりますと、昨年10月の台風19号が東日本の各地で記録的な大雨をもたらしたのは、湿度ほぼ100%という大量の水蒸気を含んだ不安定な大気層「モール」の存在が原因だったとする研究を、京都大などのチームが日本気象学会の論文誌に発表した、とのことです。
『モール(MAUL)』とは、「湿潤絶対不安定層」を表す英語の頭文字だそうで、モールに着目した分析は国内で初だ、と記事は続けています。
【湿度とは...】
湿度100%の大気層とありますが、一瞬それって、もう水中なのでは?と思ってしまいますが、どうやらそうでは無いようです。
エネチェンジというサイトに同様の質問に答えた記事があるので、詳細はそちらを読んで頂ければよいかと思いますが、そもそも湿度とはなんぞや?というのを記事より引用させて頂くと、
湿度とは「ある気体中に含まれる水蒸気の質量またはその割合。」と定義します。
と書かれています。
そしてそれを分かりやすく解説された例も同記事にあるので、結論だけ引用させて頂くと、
例えば、気温20℃の空気の飽和水蒸気量は17.3g/㎥とされています。これはつまり、気温が20℃の場合、1㎥の空気中には最大で17.3gの水蒸気を含むことができる、ということを表しています。ということは、20℃で湿度が50%の場合、空気1㎥中には8.65gの水蒸気が含まれているのです。
というわけです。なんとなく解りましたね。^^;
そして、昨年の台風19号襲来時、東海から関東にかけ地表付近から上空までの湿度がほぼ100%になっていた、と記事が伝えているので、限界を超えた水蒸気が雨となってどんどん地上に降り注いだということなんですね?多分...
随分前から日本の熱帯雨林化が叫ばれてますが、今後、さらにこういう状況が増えてくるかもしれませんね。
それに併せて色んな災害対策を考えなければなりません。やはりキーワードは雨なんですよ...
そして、ゆくゆくは日本人もボートピーポーかもしれませんね。
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