2020年05月19日

IoTと『生体受容性コンクリート』で垂直緑化の面積拡大が可能に

Green Curtain, Suginami Ward OfficeGreen Curtain, Suginami Ward Office / rockriver

※イメージ画像です。


記事は壁面緑化の未来について、ですが、のり面のむき出しモルタルとかにも応用できそう。

【コンクリートを保護しつつ緑化】


yahooニュースが取り上げている『IoTや新素材で、「壁面緑化」に拡大の兆し』という記事が興味深いです。

記事自体はIoTと『生体受容性コンクリート』の活用で、今まで大きな面積を壁面緑化するのが困難だったものが、大きく変わるかもしれない、という内容ですが、その記事に出てくる『生体受容性コンクリート』という仕組みが面白いです。

詳細は記事を読んでいただけばよいかと思いますが、一部記事より引用させて頂くと、
「生体受容性コンクリート」とも呼ばれるこの建築材は、多層構造になっている。まずは、建築物の基礎となる層がある。その次に来るのが、外側の層から水分がコンクリートに浸み込むのを防ぐ防水層だ。その上に、植物が育つ生物層がある。最後にコーティング材が重ねられる。このコーティング材は、雨水は通すが、入った水は出ていかない「逆防水」設計になっているため、生物層にじゅうぶんな水が保たれる

と説明されています。

コンクリートに水が侵入するのを防ぎつつ、その上の層では生物が育つ水分を十分保ちながら植物を育てることが可能、というものだそうです。

【しっかりした土台を保護しつつ見た目もキレイでCo2も削減】


なんか、夢のような素材に思えてしまうのですが、そんなうまいこといくんですかね?

テキサス州ダラスに建設される計画のマンションでは、26階建てのビルの側面に北米最大の緑のカーテンがつくられ、試算では年間で二酸化炭素1600ポンド(約726kg)を吸収し、酸素1200ポンド(約544kg)を生み出せる、記事では伝えられています。

都市緑化もしかりですが、色んなコンクリート構造物をこのスタイルで覆うことが可能になれば、見た目もきれいだし、Co2削減にも貢献できるかもしれません。


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posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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