※イメージ画像です。
まだまだ人間の知らない菌が多々存在しそうです。
【デハロコッコイデス属の仲間、らしい。】
カラパイアの伝えるところによりますと、川底にたまった発がん性物質である「ダイオキシン」を除染してくれる細菌が発見された、そうです。
この研究の発表を行ったのは、米ラトガーズ大学の研究グループ。
米ニュージャージー州北部を流れるパセーイク川より採取した、固形物を水と栄養に混ぜて、これに2,3,7,8-TCDDとジクロロベンゼンを添加してみたところ、固形物に含まれていた細菌によって脱塩素化されることが確認された、と記事は続けています。
DNA解析によって、その細菌の正体は「デハロコッコイデス属」の仲間であることが分かっている、研究部ループは細菌が脱塩素に使った酵素を特定し、除染技術の開発を目指す予定だと記事は結んでいます。
【ダイオキシンは物質名ではないのですね。】
公害の元でよく話題に登るダイオキシンですが、これってダイオキシンという名前の物質があるのかと思っていたら、そうではないんですね。
記事より引用させていただくと、
これはポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニルの3つの化合物の総称で、塩素で置換された2つの環を特徴としている。
そうです。
発がん性物質としてよくニュースになるものですが、世の中、色んな菌がいるもんですね。
今回、川底のダイオキシン類で確認されたようですが、ほかの土壌にも存在するんでしょうか?
この細菌を採取してばら撒けば除染作業がはかどりますね。
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