2020年10月02日

減ったの?代わっただけ?...立ち小便が都市緑化に貢献する路上プランター『GreenPee』

PICT8022
PICT8022 / Travel-Picture

※イメージ画像です。


いい事してるのに、なんか後ろめたくなりそうなこの感じはなんだろう...

【ヨーロッパならではのメリット】


Gigazineの伝えるところによりますと、オランダのアムステルダム市が、尿から有機栄養と水を作り出すプランター「GreenPee」を路上に導入した結果、立ち小便の発生件数が50%減少したと報告している、とのことです。

この「GreenPee」、どういうプランターかというと、記事より引用させて頂くと、
GreenPeeの内部には麻の繊維、あるいは特殊なフィルターが詰まっており、尿による悪臭を抑えることができます。さらに、麻の繊維は有機肥料に変化し、フィルターは尿を水に変えることができるとのこと。加えて、雨水を貯蓄する30リットルのタンクを備えているため、上下水道システムにつなぐ必要がないのもメリットの1つです。

となっています。

このプランターによる効能は、

・立ち小便を50%削減
・立ち小便による歴史的建造物の腐食防止
・トイレで使う水の量を削減
・プランターが昆虫を集めるので都市緑化促進

ということで、将来的には発電もできるタイプの開発を目指す、と研究者は語っているそうです。


【別のスタイルを考えたほうが...】


立ち小便が減ったとありますが、しない人が増えたら、このプランターで植物が育たないような...
まぁ、雨水も貯められるのでそっちで水分供給は可能なのか...

にしても、このプランターを使ったとして、都市緑化に貢献できるとして、あの立ち小便フォルムは変わらないわけで、女性からセクハラだと言われそうです。

ヨーロッパでは公衆便所が少ないらしいので、こういうのが重宝するというご意見もあるようです。


ちなみに、人間の尿が植物にとってよいものなのか、は以前のGigazineの記事によると、トマトの栽培にはよいようです。

さらに 一般社団法人 日本植物生理学会という団体のFAQに、こんな記述があるのでご参考までに引用させて頂くと、

(前略)...成分から考えれば肥料となり得ますが、計画的に施肥を行う栽培農業において放尿が有効でないことは明白です。人糞尿を肥料にする場合には、計画的に時期を選び、作物根元から十分離れた場所に施肥して、植物に直接触れないように留意したものです。


直接植物にかけなければ、それなりに有効なようです。


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posted by ケイエフ at 08:30| 大阪 ☀| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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