※イメージ画像です。
これは色々楽しくなりそうですね。
【絶縁破壊が起きる経路を特定】
カラパイアの伝えるところによりますと、オーストラリア国立大学やニューサウスウェールズ大学をはじめとする研究グループが『トラクタービーム』という技術を使って、絶縁破壊の経路をコントロールし、特定の場所に落雷を導くことに成功している、そうです。
結構内容的に難しいお話なのですが、まず前提条件として『絶縁破壊』という現象を理解せねばなりません。(詳細は記事でご確認ください。)
記事より引用させていただくと、
普段は電気を通さない物質(絶縁体)に、その力を超える電気が加わったとき、急激に電気抵抗が低下して大きな電流が流れることを「絶縁破壊」という。
落雷は、雲と地面の間で絶縁体として機能している空気に絶縁破壊が起きたときに生じる。
ということだそうです。
動画でも説明もされてるので、どうぞ。
このたび紹介されているこの『トラクタービーム』という技術は、空気中に含まれる「グラフェン微粒子」を集めて、それをレーザーで加熱する、この粒子には光を吸収する性質があり、これを加熱することで絶縁破壊が起きる経路をあらかじめ定める、んだそうです。
これにより特定の場所に落雷を誘導することができる、と。
記事によればレーザーによる放電のコントロールはすでに実用化されいるそうですが、このトラクタービームは低コストかつ安全、正確に(髪の毛の10分の1の範囲に)放電をコントロール出来るそうです。
この技術により落雷による森林火災を減らすことができる、と記事はくくっています。
【落とした雷のエネルギーって保存できないかしら?】
なんとなんと...もうそんなところまで来てるんですね。
そう言えば、カリフォルニアだったか、オーストラリアだったかの大規模森林火災が収まらなかった理由のひとつは、数多の落雷だったと記憶しています。
雷という膨大なエネルギーを誘導できるところまで来てるなら、なんとかこれを保存してほしいですね。
そんなことが可能になれば、うまくすれば電気代が安くなったり...しないかな?^^;
あと、山間部での電力供給も現地調達とか??
いよいよ人間は雷神さまの領域へと進んでいくわけです。なんかしっぺ返し食らったりしませんかね?
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なるほど、自然はすごいな...雷に植物を育てるチカラがある、らしい。
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