※イメージ画像です。
どれくらい環境の影響を受けるかが気になる。
【ひび割れ発生で微生物が活動開始、塞がると休眠状態に】
建設通信新聞の伝えるところによりますと、戸田建設が、日本大学工学部と共同でコンクリートに発生したひび割れを微生物の代謝活動を利用して補修する「自己治癒コンクリート」の実用化に取り組む、と伝えています。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、仕組みの説明を引用させて頂くと、
ひび割れが発生すると、酸素と水によって微生物が活動を開始。代謝活動によって乳酸カルシウムを取り込んで、炭酸カルシウムを生成することで発生したひび割れを閉塞していく仕組み
だそうです。
同社は、継続して経過観察を行うなど技術の有効性を検証、独自のサスティナブル技術の1つとして積極的な展開を図っていく方針だと記事は伝えています。
【実証実験済みで量産体制に入ってるものも...】
またほぼ時を同じくして、會澤高圧コンクリート株式会社と同社のR&D部門であるアイザワ技術研究所株式会が、2017年4月より、オランダのデルフト工科大学とバクテリアの代謝機能を活用した自己治癒コンクリート技術を共同開発してきたが、2年半の実証実験を経て、新たな量産技術を確立した、と@Pressにプレスリリースがなされています。
こちらも詳細は記事を読んで頂くとして、年間70万立米分に相当する自己治癒コンクリートの供給を可能にするバイオマテリアル(商標:Basilisk)の製造プラントを札幌市内に設置、2020年11月16日より本格稼働を開始、今後、関東圏、関西圏にも同様のプラントを追加設置し、社会インフラ関係を中心に国や自治体、建設業界等に本テクノロジーの本格採用を働きかけていく、と伝えています。
【微生物って暴走したりしないんですかね】
ひび割れたら勝手に直して、治ったらそこでじっと休眠状態になり、またひび割れたら勝手に活動してくれるってすごいですね。
そんなに微生物って都合よく動いてくれるんですか?
色んなコンクリート構造物の老朽化が始まっており、それに加えて人材不足な昨今、うまく機能してくれたらこれほど願ったりかなったりの技術はないです。
今後の実現場での効果に期待ですね。
ところで、ホラー系のアニメじゃないですけど、微生物が突然変異とか起こして暴走するとかないんですかね。
増殖しまくって、もこもこになったりとか...
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