※イメージ画像です。
本日で東日本大震災から10年ですね。
お亡くなりになった方に哀悼の意を表します。
【溜池は盲点】
各所で東日本大震災から10年にかかる記事をアップされていますが、そんな中でYahooニュースの記事が興味深かったです。
詳細は記事で読んで頂ければよいかと思いますが、震災当時、須賀川市にある藤沼ダムは、地震の揺れで堤体が決壊し、水が一気に山の斜面を流れ落ち、山腹にある集落を飲み込んで8人の死者・行方不明者が出た、そうです。
さらに、2007年の中越沖地震、2004年の新潟県中越地震では、それぞれ100カ所前後のため池の被災が確認されており、それ以前も台風などでも多くのため池が被災・決壊している、と記事は伝えています。
対策として、防災重点農業用ため池に係る防災工事等を集中的かつ計画的に推進することを目的とした「防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法(2020年10月1日施行)」が昨年制定されたらしいですが、農家の減少や高齢化で維持管理が行き届かず、放置されているため池も少なくない、というのが現状、そのような場所が近所にある住民としては、歴史、地理、物理、環境、情勢で地域リスクを見ることが防災につながる、と記事は続けています。
【高度があるところなら振れ幅も大きいか...】
地震による建物や山の斜面崩落、津波などの被害は確かに直接被害を被る人も多く、割とニュースになりますが、農業用水のため池までは直接被害を被る人が少ないからか、話題になりにくいですね。
しかし、山間部近郊では農業を営む人も多く農業用ため池等も沢山あるんでしょう。
そこへ地震が来たら、ちゃぷんちゃぷん溢れちゃいますよね。
なるほど『山での津波』とはよく言ったものです。
地域住民としては、いろんな情報を集めて、放置されてそうなため池があれば、行政に確認してみてはどうですかね?
ダムなんかは国の管理なので大丈夫なんでしょうけど。
(堤体が被害を受けるような大きな揺れには、対処できないですしね。)
地震大国に住んでいる以上、ある程度の被害に対する覚悟は必要ですが、可能な限り被害を少なくできるようにしておくことは大事です。
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