※イメージ画像です。
勉強になりました。
【コンクリートと易融金属を分離回収可能】
2月18日、大学などの広報担当者が作る科学技術広報研究会が主催したオンライン・プレスセミナーにおいて発表された、「液体金属を応用した「ゴミ」にならないエコなコンクリート」という研究成果の発表を東京工業大学がサイトで公開しています。
そのセミナーの発表内容の一部を同大学がyoutubeで公開しているので見ることができます。
9分弱の映像です。
そんなに長くないので、ご覧頂ければよいかと思いますが、従来のガラスなどの繊維を練り込んだ繊維含有コンクリートは強度が上がり優れた特性を持つが、リサイクル不可能、しかし、融点の低い『易融金属』を繊維として混ぜたコンクリート体だと、廃棄される際、コンクリートと金属を分離して回収が可能となる、という内容です。
しかも、易融金属を混ぜたコンクリートも強度が増すことが実験で確認されている、とのことです。
【コストをどう捉えるか、ですかね。】
動画はセミナーの一部なので、コストの部分には触れられていませんでしたが、リサイクル出来ることを考えると結果的には安上がりとなるんですかね。
資源の少ない日本にあっては、使い回しが出来るほうがよいのですが、何回ぐらいリサイクル出来るのかも気になるところです。
あと、動画では使われる易融金属の例としてスズとか紹介されてましたが、リサイクルの際に発生するガスとか大丈夫ですかね。
低い温度で溶かして回収するので、そこは大丈夫かも。
今後、注目の研究になりそうですね。
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