ハーネスはやっぱり大事。
【労災の割合、外国人労働者の方が1.4倍ほど高い】
小太郎ブログで紹介されていた映像です。
米ボストン大学の建設現場で、垂直に立てられた鉄骨が倒れ、ドミノ倒しのように連鎖的に被害を増やし、梁の上で作業していた2人の建設作業員を巻き込む事に、なったそうです。
建設作業員はハーネスを着けていたため、梁にぶら下がってから地面に落ち、軽傷を負っただけで即日退院となった、と記事は伝えています。
これに関連してyahooニュースで、4月末、厚労省が2020年の「労働災害発生状況」を公表した、というニュースがあります。
記事によると、国内全体の労災の死傷者数が減少する一方で、日本で働く外国人労働者の増加に伴い、労災の数も急増、2020年の外国人労働者の死傷者数は4682人、死者数が30人、それぞれ2019年の3928人、21人からかなり増加している、と記事は伝えています。
また、建設業においては、外国人労働者が日本人労働者の「2倍以上」の割合で労災にあっている、と記事は伝えています。
【安全確保はしっかりと。】
まずはボストン大学の建設現場ですが、危ないですね。
作業者が鉄柱に挟まれなかったのは不幸中の幸いです。
それでも、よく助かったな、という感じですが。
日本でもまもなくフルハーネス着用義務がスタートします。
高所作業される方はご準備を。
日本では、外国人労働者も増えていることですし、言葉の違いから安全指導がうまくいかないケースもあるかもしれません。
微妙なニュアンスの違いで、危険の度合いに対する認識の違いがあるかもしれません。
うまくコミュニケーションを取って事故が起こらない現場運営に努めましょう。
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