※イメージ画像です。
食べれるようにする意味はないと思うが...
【皮・種・芯などの不可食部は年間1900万トン】
先日、セメントなどの接着成分を使わない建材を東京大学が開発した、というニュースをお伝えしましたが、同じ東大の同じセクション 生産技術研究所の研究グループがまた新たな素材を開発したようです。
カラパイアの伝えるところによりますと、この素材は、廃棄された野菜や果物で作った完全植物由来の素材で、コンクリートの4倍近い曲げ強度を有し、建設材料としても十分に通用するものだ、と伝えています。
製造方法の詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、野菜などの不可食部分をフリーズドライにして、粉砕してパウダー状にしてから加熱・成形すれば完成、という簡単な工程で出来上がり、成形過程で植物の糖類が溶けて隙間を埋めてくれるおかげで、完全に植物由来でありながら、コンクリートの4倍の強度がある、と記事は伝えています。
しかも、塩やコンソメで味付けしておけば、建材としての強度を維持したまま美味しさをアップできる、と記事は続けています。
【味付けしたら虫に食べられそう。】
循環型社会の形成と随分前から言われていますが、廃棄されるものが新しい役目を担ってくれるのはよいことですね。
ゴミも減るし。
しかし、建材として使った場合、味がついていたら新たな獣害や虫害に悩まされそうなので、味はつけないほうがよいかも。
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