Relief supplies / RSCJ Photos
※イメージ画像です。
熱海の土石流のおかげで、住民の自主避難は進んでるようですが...
【避難指示対象が県民の半数を越える】
引き続き、中国地方を中心とした西日本で土砂災害が多発しています。
NHK newsの伝えるところによりますと、鳥取県北栄町では、JR山陰本線の線路脇ののり面が崩れる被害が出ている、とのことです。
また別の記事では、鳥取県湯梨浜町と倉吉市を結ぶ県道では、7日午後2時半ごろ道路脇ののり面が崩れ、数メートルにわたって道路が土砂や木々で塞がれた、と伝えています。
さらにこれもNHKの別の記事ですが、8日午後3時ごろ、倉吉市大原にある中山精工の鳥取工場の従業員から「近くで土砂崩れが起き土砂が工場に流入して従業員が生き埋めになったかもしれない」という通報があった、とのことです。
さらにさらに日本経済新聞の伝えるところによりますと、島根県が約36万人、鳥取県は約12万人の計約48万人が避難指示対象になった山陰地方でもがけ崩れや住宅浸水が相次いだ、人的被害は出ていないと伝えています。
また、松江市と鳥取市は一部に最高ランクの避難情報「緊急安全確保」を発令されたと続けています。
さらにさらにさらに、兵庫県の播但連絡道路で、7日夜、大雨の影響で道路沿いの斜面が高さ8メートル、幅10メートルにわたって崩れ、流出した土砂が上下2車線に広がっていると、NHK newsが伝えています。
【まずは確認を。】
一方、連日ニュースで取り上げられている熱海市の土石流の現場からは、困惑の声が。
Jcast ニュースの伝えるところによりますと、土石流で大きな被害を受けた静岡県熱海市は2021年7月7日、支援物資の受付を一時中止すると発表したと伝えています。
折角のご厚意に心苦しいとしながら、苦渋の決断をした理由は対応スタッフ不足、保管場所不足と支援物資のミスマッチだと記事は続けています。
さらに、熱海市は温泉地なので避難場所の受け皿が温泉宿やホテルが担っている部分もある、必要な物資もその都度変わるので、支援の気持ちをありがたく頂きつつ、必要に応じて必要なものの情報発信を行っていく、と市担当者の言葉でくくっています。
【明日は我が身。】
来週には夏の高気圧が張り出してくるらしく、いよいよ梅雨明けがちょっと見えてきた感じのようですので、もう少しの我慢かもです。
それでもこれまでに貯まった地中の水分で土壌が緩んでいるので、まだまだ土砂災害が起こる可能性があります。
十分に気をつけましょう。
にしても、島根県、すごいですね。人口66万人に対して36万人に避難指示ですか?...ヤバいですね。
熱海市の支援物資の件も、なんとなく解る気がしますね。
勝手に送りつけちゃうのってどうなんでしょ?って思います。
公式アナウンスがあるまでは、動かないようにするべきだと思いますが...
週末も土砂災害や大雨、河川の氾濫など自然の猛威に気をつけましょう。
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