原理的にはおばあちゃんの知恵袋的な...
【熱でヒスタミン分泌を抑える】
temia.jpで紹介されていたガジェット『Bit away』が話題です。
このアイテム、蚊に噛まれた時に、患部に数十秒押し当てると、最大51℃までガジェット先端の温度が上がり、かゆみと、蚊に食われて掻いた時に出来るぷくっとした膨らみをなくすためのアイテムなんだとか。
紹介されてる動画があったのでどうぞ。
【かゆみの原因は?】
どうやら、あちこち調べてみたら類似品は昔からあれこれあるようです。
日本でもAmazonだと4000円弱で買えるようですね。
では一体、なぜ噛まれたところに当てると、痒くなくなるんでしょう?
まず、ご存知の通り、蚊に噛まれると蚊は人体に唾液を注入します。
蚊の唾液は、血を吸いやすくしたり、人間に気付かれないための麻酔の役目をしたりするそうで、これによるアレルギー反応でヒスタミンが分泌されて、血流が増えることでかゆくなる、というのがそのメカニズム。
かゆみ止めはこのヒスタミンに対して抗ヒスタミン薬を使うことでかゆみを抑えているんですね。
【患部を温めるとどうなる?】
そして、ではなぜ温めるとかゆみが治まるのか?
これもネットでぐぐってみると、どうやら、民間療法的な要素が強く、アメリカでは『おばあちゃんの知恵袋』的な扱いのようです。
2011年アメリカの研究でも、かゆみのもととなる「昆虫の毒」は、熱を集中して当てることにより症状が速やかに改善されると結論付けされている、という記事もありますが。
少々古い記事ですが、価格.comのbite away類似品の説明によると、
この商品は、ヒスタミン分泌による血流の増加を加熱によって下げて、かゆみを軽減する商品
だと説明されています。
...ん?温めたら余計に血流が増えるように思うんだけど...
よく分からないですね。しかし、temita.jpの記事でも、類似品の記事でも、確かに効果はあるようです。
蚊に噛まれて痒くなったら、とりあえず温めましょう。
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