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日本では太陽光発電は向かないのでは?
【全国の太陽光発電施設数、約66万5000か所】
yahooニュースの伝えるところによりますと、傾斜地にある太陽光発電施設が豪雨などで崩落する事故が相次いでおり、自治体が条例で独自に立地規制する動きが広がる中、環境省は法令で土砂災害の危険性のある場所での新設を抑制する方向で検討に入った、とのことです。
詳細は記事を読んで頂けばよいかと思いますが、なかなか衝撃の事故内容が掲載されています。
一部、記事より引用させて頂くと、
西日本豪雨では19か所の太陽光発電施設でパネルなどが損傷し、うち11か所は土砂崩れが原因だった。
今回の規制強化のきっかけは、7月に静岡県熱海市で起きた大規模な土石流災害、と記事は続けています。
【縦割り行政も問題?】
2018年7月の西日本豪雨による土砂崩れで、太陽光パネルが山陽新幹線の線路近くまで落下した事故では、人的被害はなかったものの新幹線の運行に影響が出た、という事案を記事で紹介していますが、現場のある神戸市の担当者はその太陽光パネルの設置を把握していなかった、と記事が伝えています。
その仕組も記事にありますが、
事業者は経済産業省から事業計画の認定を受ける必要があるが、立地自治体への報告や届け出は不要とされているためだ
だそうです。
近年凶暴化する台風や豪雨、頻発する地震、と自然災害大国な日本では太陽光パネルの設置はかなりリスキーなんじゃないかと思いますけどね。
それでなくとも、山が多い土地柄ですし。
それでも、最近は透明な太陽光パネルなども開発されているようなので、やるならビルの窓とかでやるほうがよいのではないかと。
今後の規制も大事ですが、すでに設置されている太陽光発電施設の立地状況など、いま一度見直して安全対策が必要なのではないかと思います。
と、こんな記事を書いていたら、小池都知事が、都内で新築する住宅に太陽光発電設備の設置を義務づけることを検討する意向を明らかにした、という日本経済新聞のニュースが飛び込んできました。
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