P波とS波を完全に把握できた、ような気がする。
【伝わり方が違う】
国交省荒川下流河川事務所がツイートにアップした動画が、地球科学的にすばらしい記録だとしてバズったようです。
同映像は、10月7日夜の関東地方での地震発生の際に撮影された映像で、地震発生時のP波で魚がびっくりして飛び跳ね、あとからやって来るS波で鳥がびっくりして飛び立つ、という映像です。
昨夜の千葉県北西部を震源とする地震発生時の映像を確認したところ、魚や鳥が地震に反応する様子が撮影出来ましたので紹介します。左上に見える茶色の建物は #江東区 の #中川船番所資料館 です。#震度5強 pic.twitter.com/NbMpUTYWhk
— 国土交通省 荒川下流河川事務所 (@mlit_arakawa_ka) October 8, 2021
このツイートを紹介していたハフィントン・ポストの記事によりますと、この映像について名古屋市科学館学芸員の毛利勝廣氏が「地球科学的にすばらしい記録です」と称賛した、と伝えています。
そのツイートがこちら。
これはすばらしい記録。P波は液体中に伝わるのでサカナがびっくり。その後のS波は水中には伝わらないのでスルー。トリは大きく揺れるS波で反応。地球科学的にすばらしい記録です!@aichi_granite https://t.co/XCqellb5hb
— MOURI Katsuhiro (@fairbanks_m) October 9, 2021
記事では詳細なP波とS波の説明がなされているので、ご一読してみてはどうでしょ?
【防災関連の業界人にはよい勉強になるのでは?】
地震大国日本では、頻繁に地震が発生します。
確かにP波とS波というのは学生時代に習った記憶がありますが、どっちがどっちだったか、どんな特徴があったか、などは時間とともに忘れてしまってました。
この映像とハフィントン・ポストの記事で筆者はP波とS波は完全に把握できた、ような気がします。^^;。
多分、もう忘れないでしょう。
このP波とS波の特徴を捉えていれば、防災について考えるとき、きっと役立つのではないですかね?
S波は空気とか液体の中は通らないというのは目からウロコでした。
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