※イメージ画像です。
手前味噌ですいません、弊社のある堺市の話題だったので、ちょっと触れてみました。
【ハンパない埴輪の数、倭国を代表する権力者と見れる】
yahooニュースの伝えるところによりますと、国内最大の前方後円墳で世界遺産、堺市堺区の仁徳天皇陵古墳を共同で発掘している宮内庁と堺市が19日、調査内容を発表、浸食被害は墳丘に加えて堤でも進んでいることが明らかになった、とのことです。
詳細は記事でご確認頂ければよいかと思いますが、同古墳は、西側に広がる大阪湾からの北西の季節風を直接受けるため、周濠の波浪も高くなる、今回調査された堤の内側は西に面しているため、浸食を受けやすい状態にあった、過去の調査で、墳丘も長年の間に少なくとも10メートル前後が浸食されたとみられ、古墳全体が満身創痍(そうい)≠フ状態だ、と続けています。
さらに、工事の時期はめどが立っておらず、10〜20年後との見方もあり、国が知恵を絞って抜本的な対策を考えるべきときに来ている、と記事は続けています。
【どんな天皇様だったのか、気になる。】
墓のデカさが権力のデカさだったわけですが、相当な数の埴輪が見つかっており、
大規模な工事が行われたことが明らかになり、「国家的プロジェクトとして大王の墓を造ろうとした意気込みが伝わってくる」
とyahooの別の記事が伝えています。
祀られてる方が、どんな人物だったのか、とても気になりますね。
あと、世界でも珍しい前方後円墳の形が崩れるのは悲しいので、是非早急に手を打ってほしいところです。
周濠の護岸工事では水を抜く必要があるらしく、お宝(落ちた埴輪とかですけど)が出てくる可能性があるんだそうで、考古学関係の人はワクワクしてるようです。
今後の報告に期待したいところです。
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