2021年12月20日

防災・減災のための保険爆誕?ICTセンシング技術活用で斜面などの災害予兆検知などの共同研究開始 損保ジャパンなど3社

Monitoring Station Maintenance
Monitoring Station Maintenance / SFWMD

※イメージ画像です。

行政向けの保険サービスですかね?

【藤沢市で2022年1月から実証実験】


保険市場TIMESの伝えるところによりますと、損害保険ジャパン株式会社、メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング株式会社、および朝日航洋株式会社が2022年1月より、藤沢市や国立大学法人埼玉大学との産学連携により、「ICTセンシング技術を活用したインフラ(のり面、急斜面等)における台風や豪雨などによる災害発生の予兆検知および予兆を踏まえた防災・減災に資する保険商品の開発の検討」を開始する、とのことです。

プレスリリース(pdfファイル)もあるので、詳細はそちらをご覧頂ければよいかと思いますが、一部プレスリリースより引用させて頂くと、
今回、ICTセンシング技術を活用することで台風や豪雨、大雨発生時の法面、急斜面、 橋梁等の損害状況や土砂災害などの災害予兆を遠隔管理・把握し、防災・減災に役立てる保 険商品やサービス開発について検討します

と記述されているので、個人ではなく行政や道路管理等を行う企業さんへの保険の開発、というイメージでしょうか。

共同研究の概要としては、これも一部プレスリリースより引用させて頂くと、
藤沢市内の法面、急斜面等にICTセンサーを設置し、平常時および自然災害発生時の状 態および振動や傾斜などのデータによる災害予兆(異常)を常時計測...(中略)...ICTセンシング技術の活用とICTセンサーから得られたデー タと連動した防災・減災に資する保険商品の提供を目指します。なお、実施期間は、202 2年1月5日(水)〜2024年3月29日(金) を予定

としています。

【壊れる前の保険は珍しいかも】


自然災害の多発、甚大化が激しい昨今、もはや壊れたものを補償するシステムには限界が来ているのかもしれません。

年々保険料が値上げされてますしね。

という視点からか、保険屋さんも、防災・減災のための補償を積み立てませんか?的な発想なんですかね。

保険と言えば、被災した際の当座の生活費や壊れた家財なんかの修繕補填的な後からのイメージですが、防災や減災のための保険というはちょっと珍しいかも、です。

今後、自然災害にかかる保険というのはスタイルが変わっていくかもです。

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posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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