※画像は、Carbon Collect社のサイトよりキャプチャさせて頂きました。
いやぁ、なかなか厳しいのでは...
【備長炭みたいな特性の素材でCo2を回収】
ナゾロジーの伝えるところによりますと、アメリカ・アリゾナ州立大学(ASU)と提携して設立された会社「Carbon Collect(カーボン・コレクト)」が、「CO2を減らす機械の木」を開発し、空気中のCO2を回収して保管・変換するプロジェクトを立ち上げた、とのことです。
詳細は記事で読んで頂ければよいかと思いますが、同プロジェクトはCo2の排出を止めるだけでは地球温暖化は止めることはできない、空気中のCo2を除去しなければならない、というコンセプトのもと、乾燥するとCO2を吸収し、濡れると放出する素材に着目して、その素材を使った「機械仕掛けの木」を世界中に建てることで、エネルギー消費を抑えつつ、空気中からCO2を除去できる、しています。
上記アイキャッチの黒い円柱状のタワーがその装置で、12本で1日に1トンのCO2を回収可能、この仕組みで取り出したCO2は鉱物化させることでほぼ無限に永久保存できる、また再利用として回収したCO2と水素を混合して合成燃料を作る、という方法も提案している、と記事は伝えています。
2021年6月には、Carbon Collect社が、アメリカ合衆国エネルギー省(DOE)から250万ドル(約2億9000万円)の助成金を受け取ることが明らかになっており、3つの「機械仕掛けの森」をつくるために使用されます、と記事は括っています。
【めちゃくちゃお金かかりそう...】
めちゃくちゃ物々しい出立ですが、1本いくらぐらいかかるんですかね?
あとメンテナンスとか、システム全体を考えると途方もなくお金がかかりそうな気がするのですが...
記事でもおっしゃるとおり、Co2排出量が多い国で大量に設置すれば、そりゃCo2の削減も早いでしょうが、そこにお金をつぎ込む国がどれほどあるか、ですね。
とりあえず、アメリカでの『3つの森』の効果検証が気になるところです。
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