2022年03月10日

汚水処理もロボットの時代!?重金属を回収するナノロボット開発される

Blog - The Carbon MuseBlog - The Carbon Muse / jurvetson

※イメージ画像です。


泥の中でも使えるんでしょうか?

【熱と磁力で、しかもリユース可能】


カラパイアの伝えるところによりますと、国際的な研究グループによって、汚染された水から重金属を除去してくれるナノロボットが開発された、とのことです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、この研究は、『Nature Communications』(2022年3月1日付)に掲載されたもので、熱と磁力に反応して、一定の条件が整うと重金属に結合(あるいはその逆)してくれるナノロボットなのだそうです。

記事の説明によると、
冷たい水に入れると、ロボットは重金属に結合する。反対に温かい水ならば、結合が緩み、重金属が解放される。

とのことなので、汚水処理したあともこのナノロボットはリユース可能なのだそうです。

今回の研究では、水槽の水に「ヒ素」などの重金属を混ぜ、ナノロボットの除去性能が試された、その結果、汚染が65%除去されることが確認された、と記事は伝えています。

今回の実験はまだまだお試しレベルで、現場で実用レベルで使えるか、今後引き続き研究が続くと記事は括っています。

回収の様子の動画が紹介されていたので、どうぞ。



【ロボットの回収はどうするんだろ?】


特定の重金属をターゲットに自動で回収してくれるのはすごいですね。

ナノロボットの回収はどうするんでしょうか?リモコンのボタン一発で集合してくれたりするんですかね?

粘度のある液体などには利用可能か、など色々気になるところです。今後の研究に期待したいところです。

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