2022年03月11日

140年経っても最強、スコットランドの鉄道落石検知システム『アンダーソンのピアノ』




維持管理を考えるとどっちがいいんだろうか?

【電気に依存しない落石検知システム】


小太郎ブログで紹介されていた、スコットランドで140年前から今なお現役で作動している落石検知システム『アンダーソンのピアノ』が興味深いです。

記事によりますと、同システムは、線路沿いに張ったワイヤーに落石が当たって切れると信号機が『危険』に切り替わる、というアナログなシステムです。

動画の説明では、衛星を使った落石検知や他のシステムも検討されてきたが、動力となる電力を供給できるだけの容量のバッテリーが見つからなかったり、スコットランドの冬はかなり暗くなるので太陽光発電も使えないなどの理由から、現時点ではこの『アンダーソンのピアノ』に替わるシステムが見当たらない、そうです。

しかも、このシステム、誤検知も少ないというメリットもあるんだとか。

説明動画があるので、どうぞ。字幕で自動翻訳を選び、日本語を選択すると、日本語字幕で見ることができます。7分弱の映像です。



【場合によってはアナログ最強の場合もありますし。】


日本でも鉄道の落石対策には苦慮するところがありますね。

豪雨によるもの、獣害によるものなど、要因はさまざまですし、動画の説明にもありますが、鉄道は相当な距離を走っているのですべてをフォローするのは困難です。

すべてとはいかないまでも、部分的にはアナログなシステムを使ったほうが、コスパはいいかもしれませんね。

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posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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