2022年03月28日

量産可、出荷時期コントロールも可な、無花粉スギ量産技術、森林開発ら、開発

花粉…花粉… / tsuda

※イメージ画像です。

一気に入れ替えとか、駄目ですかね?

【冷蔵保存すれば2年間は発芽能力を保つ】


mynavi techplusの伝えるところによりますと、森林研究・整備機構森林総合研究所(森林総研)、新潟大学、新潟県森林研究所、ベルティの研究グループは2022年2月28日、無花粉スギの判別手法と量産法を確立し、論文および「スギの雄性不稔遺伝⼦ MS1 判別マニュアル」を公開したことを発表した、とのことです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかとおもいますが、ざっくり説明を継ぎ接ぎすると、
未熟な種子を取り出し、培地で2〜3ヶ月程培養することで細胞の塊(カルス)ができる、このカルスには花粉を生産するスギとみ花粉スギが1:1の割合で含まれていることから、そこから無花粉スギを取り出す、市販のDNA抽出試薬の中に入れ煮沸し、上澄みを使用してPCRで遺伝子を増幅し電気泳動でバンドパターンを確認、無花粉スギのカルスを取り出して培養すれば無花粉スギの苗になる

ようです。
(※この要約はかなり内容を端折っているので、詳細は記事でご確認ください。)

記事によると、この苗のすごいところは、不定胚を密封し冷蔵保存すれば2年間は発芽能力を保つので、工程管理された工場で大量生産して保管することが可能だ、伝えています。

研究グループは、無花粉スギの量産技術の確立により、社会においてスギの活用がますます広がることが期待できる、と記事は結んでいます。

【スギ花粉の花粉症がなくなるだけで生産性はかなり上がる】


体質により、いろんな花粉症があるので、世の中から花粉症をなくすことができるわけではないですが、日本ではおそらくスギ花粉の花粉症が一番ひどいので、スギ花粉の花粉症がなくなるだけで、社会生産性はかなり上がりますよね。

安価に量産できれば、色々用途の可能性も広がるでしょうし。

早いところ、この無花粉杉に置き換わってほしいところです。
それでも、まだ、この時期としては『PM2.5』という悪者も残ってますが。

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posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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