※イメージ画像です。
ハイブリッドな建設材料ですね。
【1m3のコンクリートに100kgのリグニン添加で約240kg/m3のCO2をコンクリート中に固定】
日本経済新聞社の伝えるところによりますと、株式会社大林組が、コンクリートに木質バイオマスを添加することで、コンクリート構造物に長期間CO2を固定できる「リグニンクリート」を開発した、とのことです。
同社のプレスリリースより一部引用させていただくと、
木質バイオマスは、燃料としての使用や、廃棄後の腐朽により固定したCO2が大気に戻ってしまいますが、コンクリートに混ぜてCO2を長期間固定化することで環境負荷を低減でき、高付加価値なコンクリート構造物を提供することができます
と、本開発で期待できる効果をリリースしています。
【埋め込むのが主流ですか?】
木が溜め込んだCo2を、今度はコンクリートに溜め込むとか、おもしろいですね。
そういえば、随分前にCo2を地中深くに埋め込むという実証実験やってましたね。最近のCo2削減は埋め込むのが主流ですか?
化学反応させて分解しちゃうというのはダメなんですかね。
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