※イメージ画像です。
海底光ファイバーケーブルを利用する、らしい。
【イタリアの活火山であるエトナ山ではすでに監視中】
Wiredの伝えるところによりますと、海底に張り巡らされた光ファイバーケーブルの信号を分析することで、嵐や潮流、地震を検知する方法を英国の研究チームが発表した、とのことです。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、同手法(干渉計測の一種)は、研究者が最近よく使用している「分散型音響センシング(DAS)」という手法に似ていて、地下の(未使用の)光ファイバー通信ケーブルを使ってレーザーを照射し、その反射を解析する仕組み、と同様の手法だそうです。
地上ではすでに、イタリアの活火山であるエトナ山にもケーブルが敷設されており、DASによって山の振動を監視している、と記事は続けています。
こうした研究では、海底ケーブルに手を加える必要はなく、世界の海を巡って海岸線に沿うかたちで準備の整ったセンサーの巨大網が存在しており、それを研究に利用できるため、ケーブルがありさえすれば、データを採取できる可能性がある、と記事は綴っています。
【土砂災害なんかにも使えれば...】
予測の精度およびどれくらい前に解るか、の問題になるかと思いますが、既存インフラを利用して使えるなら、安上がりですね。
火山の監視がすでに行われているようですが、日本の山の中って、光ファイバーケーブルとか走ってるんですかね?(ないか??)
自然災害の予測は難しいですが、色々手法があれば見えてくるものもあるでしょうし、よいことです。
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