2022年10月06日

群れなすドローンで危険箇所でも構造物作成可能な3Dプリントシステムを開発 ICLとスイス連邦材料試験研究所




ミツバチは偉大ですね。

【足場設置が困難なところで建造物印刷が可能に】


ナゾロジーの伝えるところによりますと、インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)航空学科に所属するミルコ・コーバッチ氏ら研究チームとスイス連邦材料試験研究所(Empa)は、協働しながら3Dプリントで建物を印刷するドローンの群れを開発した、とのことです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、同システムのヒントとなったのはミツバチの巣作りで、飛行しながら3Dプリントする「ビルドローン」と、ビルドローンを監視して次の製造ステップを知らせる品質管理担当の「スキャンドローン」から成り立つそうです。

概念実証では、ポリウレタンベースの発泡剤を用いた2.05メートルの円柱(72層)と、セメントに似た材料を用いた18cmの円柱(28層)がプリントされたのみですが、このシステムがうまく稼働できれば高所など、足場や作業スペースが十分に得られない場所や被災地での救援建設など、危険地帯での作業にも向いており、リスクを抑えつつ、大幅なコスト削減も可能だと考えらる、と記事は続けています。

研究の詳細は、2022年9月21日付の科学誌『Nature』に掲載されている、とのことです。

実験の様子が動画であったので、どうぞ。



【吹付け作業も出来るようになる?】


弊社の関係するのり面業界も斜面にモルタル吹付けなどを行いますので、ドローンで吹付けとかするような時代になるかもしれませんね。

しかし、時短させるには結構な数のドローンが必要になるので、ちょっと現実的ではないかも。

今後の研究進展に期待です。

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