※イメージ画像です。
こういう使い方があるのか...すごい。
【約37度の温度で薬剤が完全に蒸発するには、1週間以上かかる】
IT media newsの伝えるところによりますと、ドイツのMartin Luther University Halle-Wittenbergとドイツの研究機関Leibniz-Institut fur Polymerforschung Dresden e. V.による研究チームが蚊を撃退する指輪を開発した、とのことです。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、同指輪は薬剤を混ぜながら3Dプリンタで造形するもので、指に装着するだけで長期間にわたって殺虫剤が放出され、効率的に蚊から身体を守ることができる、と記事は続けています。
今回の実験では、固体高分子が液体の薬剤を保持し、薬剤がゆっくりと環境中に放出するとして、虫除けシステムとして評価されている生分解性ポリマーをベースに、薬剤を挿入しながら3Dプリンタでリングやブレスレッドの身に付けやすい形状に造形した、と記事は続けています。
さらに、印刷プロセス中の薬剤の損失はごくわずかであった、と記事はくくっています。
【環境にもやさしいし、防虫には最適かも】
生分解性ポリマーと防虫剤は相性がよさそうですね。
3Dプリンターで造形できるところがまたよいです。
実用レベルでの製品化がなされれば、山の中で作業する人やキャンパーの虫対策アイテムがいくらか作れそうです。
今後、この生分解性ポリマー+防虫剤+3Dプリンターのセットはあちこちで活躍しそうですね。
ちなみに使用される薬剤はドイツのMERCK社が開発した防虫剤「IR3535」で、蚊やハエ、ダニ、シラミなどを効果的に寄せ付けない薬剤で肌に優しく、長年にわたって世界中で使用されてきたものだ、と記事が伝えていますので、安全面でも安心です。
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