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※イメージ画像です。
今後の実績数に期待ですね。
【電気の流れにくさから帯水層を捉え、斜面災害警報に】
PR Timesのプレスリリースによりますと、中央開発株式会社が、早稲田大学理工学術院 上田匠准教授との共同研究により,比抵抗モニタリング装置を開発し,日本応用地質学会(10月13〜14日,大阪府吹田市)で発表した、とのことです。
詳細はプレスリリースでご確認頂ければと思いますが、ざっくり要約すると、地盤の比抵抗(電気の流れにくさ=電気伝導度の逆数)を常時モニタリングすることによって帯水層を捉えることができれば,斜面災害の警報システムになりうると考えたシステム、のようです。
また、逆シュランベルジャー法という測定方法を用いることで,高頻度の測定,リアルタイムの解析,装置の小型・省電力化,携帯電話回線による遠隔操作を実現した、と記事は続けています。
将来的には,斜面崩壊の先行現象を検知し,警報を発する「斜面崩壊警報システム」としての運用が期待できる、と記事は伝えています。
【減災につながるのでよいですね。】
土砂災害が予測できれば、減災になるのでよいですね。
リリースによるとすでに実証実験済みのようですが、どれぐらいの精度なのか、今後の実例数に期待したいところです。
土砂災害については、結構条件であったり発生兆候なんかも出てきてるので、対策しやすくなるかもしれませんね。
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