2022年11月17日

マッドサイエンス的だが、制約付きでアリかも...天然の30倍の空気清浄を行う観葉植物、仏ベンチャーが開発


Photo credit: Tetsuya Odaka on VisualHunt.com

※イメージ画像です。

やりはじめたら、あれもこれも全部手を付けないといけなくなった、みたいな...

【遺伝子編集で共生菌も改造】


カラパイアの伝えるところによりますと、フランス、パリのスタートアップ企業「ネオプランツ(Neoplants)」社が、 ハイテク観葉植物「Neo P1」を開発、通常のポトス(観葉植物)30本分の空気清浄効果を出せる、そうです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、開発のもともとのコンセプトは電気を使わずに空気をキレイにする方法の開発だったとして、人から観葉植物として選ばれやすい『ポトス』を元に遺伝子操作を行い、数々の課題をクリアして完成させた、ようです。

恐るべきはその能力で、一部記事より引用させて頂くと、
完成したNeo P1は「ホルムアルデヒド」や「トルエン」など、室内の4大汚染物質を効果的に吸収することができる。さらに山火事の煙に含まれる発がん性物質ベンゼンなどにも効果がある。

そうです。

同Neo P1の空気清浄能力が飛躍的にアップしたのは、有害な化学物質ですら食べてしまう極限微生物から遺伝子を集め、それを共生微生物に組み込んだことにある、として、これが今後重要な地球温暖化対策になるだろうと考えている、と記事は結んでいます

【お値段は179ドル(約25000円)、らしい。】


ゲノム編集で怖いのは、想定外の能力までアップしてしまったりすることではないかと思いますが、本ハイテク植物は
米国食品医薬品局(FDA)の基準に準拠するために、ゲノム改変のせいでポトスが野生で強い繁殖力を持ったり、農薬に耐性を持ったりしないよう気をつけたとのことだ

と記事にあるので、基準をクリアしてるんでしょうね。すごい。

記事に価格も書かれているので、もう販売されてるんですかね?

口に入るもののゲノム編集モノはかなり抵抗がありますが、こういう形ならアリかもしれません。
もちろん、副作用的な部分はちゃんと検証しておいてもらいたいですが。

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