2022年06月24日

業務・生活にがっつり影響...大規模な太陽フレアで通信障害から広域停電の可能性も 総務省が最悪のシナリオを公開

Spewing Flare EventSpewing Flare Event / NASA Goddard Photo and Video

※イメージ画像です。

今やあらゆるものが通信されるライフスタイルなので。

【宇宙天気現象(Solar storm)
が全世界にもたらす潜在的な経済的被害は 649.5 億ドル】


IT media newsの伝えるところによりますと、総務省が6月21日、「宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会」の報告書(PDFファイル)の中で大規模な太陽フレアが発生した場合の「最悪のシナリオ」を公開した、とのことです。

記事では具体的に発生しそうな事案を紹介していますが、一部引用させて頂くと、
■携帯電話は昼間に数時間程度のサービス停止が全国の一部エリアで発生。
 その影響で回線の輻輳(ふくそう)や通信途絶が起き、110番などの緊急通報を含む全ての通信がつながりにくくなる。

■GPSは測位精度が大幅に落ち、自動運転車やドローンの位置情報に最大で数十mのずれが生じて衝突事故も。

■地域の防災行政無線や消防無線など、VHF帯やUHF帯の周波数を使う無線システムも同様で、公共サービスが維持できなくなる。

などが挙げられています。

100年に1回かそれ以下の頻度で発生する規模の太陽フレア、と記事では伝えておりますが、実際に1989年3月、カナダのケベック州で、地磁気の乱れによる誘導電流で大停電が起きた、という事例があります。

報告書では情報通信研究機構(NICT)が進めている宇宙天気予報の高度化について「世界トップレベルの研究拠点を形成しつつ、企業が抱える課題の解決支援を行うべき」と後押し。中心となる「宇宙天気予報オペレーションセンター(仮称)」の創設を提案した、と記事は続けています。

【アナログ代替も視野に対策が必要かも】


ネットワーク通信がもはや外せないほど、あらゆるところに通信インフラがはびこっているわけで、弊社の関係業界でも、ドローンやICTなどでGPSやネットワークと繋がったアイテムが多々あります。

場合よってはもはや、それが使えないと業務が成り立たないようなシーンも多々あるかと思います。

スケールの大きい『自然災害』なので、どうすることも出来ませんが、こういう事象が発生した場合、いかに被害を最小限に抑えられるか、アナログで代替する方法はあるか、など今のうちから考えておく必要があるでしょうね。

2週間まるっと使えないとか、この2週間のこの時間帯とか解っているなら、まだしも、『断続的』と言われるとどうしようもないですし。

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posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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