2023年02月06日

バッテリーなしで無線送信できる装置を開発、最大7m達成、 米ワシントン大学


Photo credit: tnarik on VisualHunt.com

※イメージ画像です。


ビーコンシステムを電力ほぼゼロで運用、みたいなことですかね?

【今後はデータ転送速度と通信距離を向上】


IT media newsの伝えるところによりますと、抵抗とアンテナをつなぐスイッチを接続・切断するだけで、情報を無線送信できる新しい超低消費電力通信方式を提案した研究報告を、米ワシントン大学に所属する研究者らが発表した、とのことです。

結構難しい内容ですが、詳細は記事を読んで頂くとして、この研究に利用されているのが、同論文のタイトルの一部にもなっている『ジョンソンノイズ(またはサーマルノイズ)』といもの。

これは記事より引用させて頂くと、
抵抗体の内部では電流を運ぶ電子が熱運動している。このような電子の不規則な熱振動を熱雑音(サーマルノイズ/ジョンソンノイズ)という。


今回の新方式では、この熱雑音が接続されたアンテナの電子に影響を与え、アンテナから電波を発生させる仕組みを利用する、と記事は続けています。

この方法を使えば、スイッチの開閉に電力を使用するだけで、それ以外は電力を必要とせず情報を無線送信でき、さらにそのスイッチ開閉を太陽光発電で賄えば、バッテリーいらず、で情報の送信が可能だと記事は伝えています。

ただ、受信機は他の無線通信システムの受信機と同様に電力を消費する、とのことです。

今後は、データ転送速度と通信距離を向上させ、埋め込み型機器などのアプリケーションでテストする、と記事は続けています。

【災害対策に使えそうなシステム】


うまく開発できれば、電力が絶たれた孤立集落や山岳救助などに状況を伝えるのに役立つかもしれませんね。

にしても、話が難しすぎてよく解らないですが。

埋め込み型機器のアプリケーションでテストすると書かれているので、実利用の用途も見えてくるかもしれません。

ちなみに同システムの野外実験では最大7.3m(5bps)の距離で通信が出来たようです。

【関連記事】


水中のほうがすごいかも...ドローンやボートの騒音を大幅に低減する「トロイダル・プロペラ」

そんなに安いなら早く市場へ、水と二酸化炭素と特殊な光触媒で人工石油を作る技術

感覚のあるロボットアームとか出来そう、遠隔地のロボットを手応え感じて操作できる技術 開発 ドコモ、慶應大

雷の通る道を作る、レーザーを使って雷を避雷針に誘導することに成功 スイス・ジュネーヴ大学

これなら手の届く範囲かも、衛星通信の「Starlink」がほぼ半額、ハードウェアも


(株)ケイエフのBluetooth インカム Bb TALKIN' CS2



(株)ケイエフの更新履歴 KF Logs、絶賛更新中!



(株)ケイエフ、めるまが配信中 配信登録はこちら



(株)ケイエフといさぼうネットが共同で運営のウェビナー事業 K&iウェブアカデミー 毎回CPDS申請





posted by ケイエフ at 09:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック