※イメージ画像です。
山へ入る人は読んでおいたほうがいいと思います。
【携帯端末搭載のGPS受信機能の位置推定精度は、開けた場所で5メートル】
ソフトバンクニュースに『氷点下15℃の雪山での遭難者捜索。ドローンを活用したいち早い位置の特定で救助活動を支援』という記事があります。
北海道の羊蹄山で、雪の中で遭難した人をドローンとGPSで見つけ出すというデモンストレーションを行ったという内容ですが、携帯端末の位置情報、環境の通信関係などの情報が記されています。
印象に残ったところを一部記事より引用させて頂くと、
電波が入らない山中の遭難や雪崩、土砂災害などに巻き込まれてしまったとき、持っているスマホが遭難者の捜索に役立つそうです。スマホが圏外であっても、無線中継装置を搭載したドローンを現場付近まで飛行させ、高度100メートルの上空から電波を送信し一定の範囲を通信エリア圏内にすることで、遭難者が携帯しているスマホのGPS機能に基づき位置情報をリアルタイムに取得することができます。
だそうです。また、
携帯端末搭載のGPS受信機能の位置推定精度は、雪山のように上空がひらけたところではおおよそ5メートル四方 (面積5×5=25平方メートル) です。『遭難者捜索支援システム』を活用すれば、遭難者端末の位置を5メートル四方内に特定することができ、5分ほどで発見ができました。
とあります。
『遭難者捜索支援システム』はスマホなどの端末だけでなく、小型のIoTデバイスにも搭載できるので、見守り機能としての活用も期待したい、と記事はコメントをくくっています。
同デモの様子を映した動画も公開されていたので、どうぞ。
【ガラケーだと厳しいかも。】
電波が入らない場所でも、ドローンで一時的に通信環境を作ってしまえるというのは面白いですね。
この記事は、雪山での遭難者を想定したデモンストレーションですが、これの前に土砂に埋まった人を捜索するデモも行われていたようです。
問題はガラケー(ガラホ)使用者ですね。ガラケーってGPS搭載してましたっけ?搭載してるとして、スマホほどの精度が出せるのでしょうか?
山菜採りだとか、登山だとか、割りと年配者が多いイメージで、まだ頑なにガラケーを使ってる人も多いので、少なくとも山に入るときはスマホにするなり、GPS搭載ガジェットを持つなりしたほうが、生存率が格段に変わってきますね。
気になる人は記事を読んでみてください。
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