-
- Photo credit: Japanexperterna.se on Visualhunt.com
※イメージ画像です。
どう問題ないんだろうか?
【薄くても問題はないとして、そのまま施工を続けるよう促した】
yahooニュースの伝えるところによりますと、和歌山県の串本町と那智勝浦町を結び、去年9月に工事が完了した「八郎山トンネル」で天井のコンクリートに空洞が存在し、厚さが不足していたなど施工不良が見つかった問題で、専門家による「技術検討委員会」は安全性を確認するため、トンネル内ほぼすべてのコンクリートを取り壊す方針を決めた、とのことです。
同案件は紀伊民報でも取り上げられており、詳細は記事でご確認頂ければと思いますが、一部引用させて頂きますと、
「覆工コンクリート」と呼ばれる内壁が全体的に薄くなっていたり内壁の外側が空洞になっていたりといった施工不良が、県への引き渡し後に別業者の指摘で判明。最も薄い部分では設計の10分の1しかなかった
とのことです。
【共通認識が必要かと。】
本現場がどうかは解りませんが、もともとの設計と現場判断が違うことはあるんでしょうけど、そんな場合でも意思の疎通と共通認識を確認する作業は必要ですね。
まぁもともとの設計が30センチで最薄の部分が3センチになっていて、問題ないとは言い難いと思うのですが。
問題ないなら、その理由もちゃんと説明しないとね。
とりあえず、全やり直しだそうです。
【関連記事】
北海道の例もあるから?トンネル工事でヒ素やフッ素が基準値超えで検出、トンネル工事中止、和歌山県
狭い配管やトンネルなどを走査できる、モバイル3Dレーザースキャナ搭載のロボット測量車プロトタイプ
岩、なのね...上信越道碓氷軽井沢IC近くのトンネルの上の巨大岩、撤去工事始まる。
西九州新幹線の土砂災害対策済みトンネルがカオス、と話題(2022)
数だけ見ると半端ない...台風19号復旧で『施工不良』 千曲川右岸の護岸工事(2021)
Follow @norimenKF