2011年10月25日
大阪府、スマートエネルギー分野のマッチングプラットフォーム設置
(c) GOETHE|写真素材 PIXTA
大阪府が全国初のスマートエネルギー分野でビジネスマッチングプラット
フォームを開設するようです。
大阪府のプレスリリースによりますと、成長分野であるスマートエネルギー技術
(環境配慮型エネルギー技術)に関して、中小企業の参入や新技術の開発の促進、
新ビジネスの創出を図るため、全国で初めて、スマートエネルギー分野のビジネス
マッチングの仕組み(プラットフォーム)として、「大阪スマートエネルギー
パートナーズ」を設置した、とのことです。
内容的には、大阪・関西に拠点を有するスマートエネルギー分野の大手・中堅企業
20社が参画し、マッチングの橋渡しを行うコーディネーター(民間出身 3名)が
大手・中堅企業と中小企業、ベンチャー企業、研究機関等との共同研究や商品化等の
マッチングを促進する、というものになっており、同事業専用サイトには名の
知れた企業がどの分野に興味があるか、という部分を含めて紹介されています。
中小企業としては、大手・中堅企業とのコラボレーションをするチャンスが
生まれることになりますが、このようなマッチング事業を利用するに当たっては
注意点もいくつかあります。
同専用サイトに詳細な事業の内容、注意点が書かれているので、ご興味を
お持ちの方は是非ご一読頂き、納得のいくまで事務局に質問されることを
おすすめしますが、同事業では行政が、自社の持つ特殊技術や知的財産権等を
保護してくれるわけではないので、申請のする場合にどこまで開示するのか、
など注意が必要です。(このことは、同サイトにも記載されています。)
また、この事業で特別な補助金や助成金が出るわけではないので、予算組等に
関しても注意が必要ですね。(ほかの補助金や助成金をマッチング事業で取りに
いくことは可能なようですが。)
世界的な不況のご時勢、一社でなにか新しいことをするのは大変なことですが
こういった事業を利用してマッチングするのはひとつの手ではありますが、
他社と連携するということは、技術や権利面でのリスクもありますので、十分に
内容を吟味する必要もありますね。
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