2011年11月01日
基準の見直し必要かも...紀伊半島豪雨の被害、県が把握の危険個所以外で土砂災害多発
(c) syn3|ストックフォト PIXTA
今日から11月ですね。
先日の台風12号による紀伊半島豪雨による被害の箇所を分析した
結果、これまでの危険区域指定基準を見なおさないといけないかも
しれない状況が見えてきたようです。
毎日.jpの伝えるところによりますと、台風12号による紀伊半島豪雨で、
和歌山県内で発生した土砂災害が、国の基準に基づいて県が災害発生の
危険性があるとして選定した「土砂災害危険個所」以外の場所で相次いで
いたことが31日、分かったそうです。
土砂災害危険個所は、斜面の傾斜や民家の有無など、過去の土砂災害のデータを
もとにした国の基準に従い、土砂崩れや土石流が発生しやすい場所として
各都道府県が選定し、ホームページなどで公開して注意喚起を行なっているよう
ですが、今回の豪雨では、危険個所以外で発生した土砂崩れや土石流が民家に
被害を及ぼす例が、約半数があったそうです。
いわゆる”想定外”な場所で、土砂災害が発生しており、それが意外と危険
だった、という話ですね。
今年は何かと”想定外”な災害が多いですが、気候変動など、過去の教訓から
規模を想定する時代ではなくなっているのかもしれませんね。
どちらかというと、前兆予測と避難方法に重点をおいて対策したほうがよい
かもしれません。
そう言えば、東大の地震学の教授が地震の予測は不可能と言ってしまって
いましたが、宗教的な言葉を借りて言えば、自然を予測するなど人間ごときに
恐れ多いというのが、身にしみてわかる感じですね。
あらゆる状況から避難できるように、身の回りの避難経路を再確認して
おいたほうがよさそうですね。
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