※イメージ画像です。
昨年はなぜそんなに多かったのでしょうね。
【台風第 13 号、全数の8割以上の土砂災害が千葉県で発生、単一台風、単一県で発生した件数として歴代1位】
国土交通省の報道発表資料によりますと、令和5年には、43 の道府県で 1,471 件の土砂災害(火砕流は除く)が発生した、とのことです。
同件数は、統計開始以降(S57〜)の平均発生件数(1,099 件)および直近 10 年(H25-R4)の平均発生件数(1,446 件)を上回った、と報道資料は続けています。
詳細は資料でご確認頂ければよいかと思いますが、43 道府県で 1,471 件の土砂災害が発生し、死者8名、人家被害 262 戸の被害が生じた、特に、6月 29 日から梅雨前線により各地で大雨が降り、22 県で 397 件の土砂災害が発生、このうち、7月1日から 12 日までに9県で線状降水帯が発生し、これらの県では全数の約8割にあたる 322 件の土砂災害が発生した、とのことです。
【意外とバラつきがあるような。】
資料(PDF)にグラフも示されていますが、令和4年は令和5年の半分ぐらいなのも気になりますね。
なぜ、昨年は一気に増えたのでしょうか?
エルニーニョ現象とか気象的要素が大きく関係しているなら、年々増えていてもおかしくないような気もするのですが。
最近は大雨以外でも風化や土砂災害防止構造物の老朽化なども土砂災害の要因のようなので、そのあたりも関係しているのかもしれません。
あと地震もありますか?
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